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2018年8月

2018年8月29日 (水)

ニュージーランド釣行記その4~冬場の釣りはどこへ行っても難しい

来月には帰国しますが、日本の冬ほどは寒くならないNZのオークランドからです。
感覚的には年の半分が春という感じの気候です。夏は3月ぐらいに終わって秋は4月ぐらいから寒くなります。7月が真冬でかなり寒くはなるのですが、それから夏までが長い。だいたい年内12月ぐらいまでずっと春が続くような、あまり変化や起伏のないだらだらした気候が続くのです。そのせいか、春の乗っ込みとかイマイチ明確ではなく。

いくら暖かい冬とはいえ、やはり真冬の海での釣りは厳しい。
意外なことかもしれませんが、ただでさえ魚種は日本の半分程度なので釣り物が少ないのです。日本に比べて生物相がかなり薄い。特に沿岸部で陸から釣れるような魚種が本当に少ない。

NZというと釣り天国のイメージですが、特定の魚種に偏っています、

生物相が薄いというのも理由でしょうが、特定の魚種の天下で、そのせいもあってそれらの大物が多いと言えると思います。

漁業的にも重要な魚種上位3種は、1位が真鯛、2位がこっちにしかいないカーワイ、そして3位がヒラマサ。
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とにかく1位の真鯛がぶっちぎりで、本当に誰もがこの海で釣りをすると感じるのです「また真鯛か・・・」と。
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日本だと真鯛は王者の魚、実はこっちでも同じなのですが、岸からの釣れっぷりが違う。
日本の釣り仲間からも羨ましい海と言われるのですが、実際、ひたすら真鯛しか釣れないというのはあまりに単調です。

確かにアタリは大きく引きも強い。難しい釣りではないし、日本の真鯛と同じで頭を振ってグイグイ持っていくような釣り味はたまらないのですが、ぜーたくな言い分と言われても、とにかく釣りとして単調なんですよね。工夫も何もなくひたすら真鯛が釣れると飽きが来ます。

そういう意味では世界最高の豊饒の日本の海は素晴らしいと改めて思うのです。いろんな魚が釣れる楽しみがあるから。

魚食国ですからたくさん獲るし釣り人も多い。同じようなサイズの島国ですがNZの人口は日本の30分の1しかいません。釣り人なんて本当に少ない。都市部を離れたらたいてい釣り場は貸し切り状態。それでもすごく厳しいルールで漁獲制限しています。しょっちゅう警察や漁業省の役人が、非常に丁寧な物腰ながら「釣った魚を見せてください」と見回りに来ます。

産卵時の保護や漁獲制限にとどまらず、たとえば干潟の保護や復活などが進めば日本の海の可能性は、同じ島国のNZの比ではないと常々思っています。

だから決して日本は魚が釣れない海ではないですよ!本当に豊かな海です。


長い前置きですが、釣り物が乏しいうえに気候もよろしくない季節ですので、食べるための釣り中心。イカ狙いのエギングや、サビキのアジ狙いやサヨリ釣りがメインになりがちで投げ釣りネタがありません。。。


9月には日本に戻るので、その前に何日かある平日の仕事休みを利用して小遠征を計画しています。

車中泊が禁止されてるので(キャンピングカーなどの指定の車種でのキャンプ場など決められた場所以外で一切の車中泊が禁止)、日本のように車で夜中から自由に出かけて釣りをする、というのも難しい部分があります。いくら治安が良いNZとはいえ、知らない場所で夜明け前から釣りをするのは気が引けます。

そのため、どうしても何度も行った場所やある程度人がいる場所での明るい時間帯の釣りが中心です。少しずつでも春めいては来てるので、次回は帰国前の南半球投げ釣りリポートをお届けできると思います。


今回の釣果はこれ。
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真鯛は美しい!

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2018年8月18日 (土)

ニュージーランド釣行記番外編~オークランド周辺で投げ釣りで釣れる魚

赤道を挟んでちょうど正反対の位置にある島国、ニュージーランドから!日本と同じ四方を海に囲まれ、日本の釣り番組でも時々取り上げられる釣り天国です。

とはいえ、ほとんどが船釣りか磯からのジギングでのヒラマサ狙いか大真鯛狙い。または淡水のフライフィッシングなどで、投げ釣りの取材には来ないようです。

ということで、全国の物好き投げ釣り師の皆さんに向け、ニュージーランドの投げ釣りで狙える魚を紹介します。

最大都市オークランドは福岡市と姉妹都市で同じような規模の港まちです。だいたい関東か東北ぐらいの緯度で温帯エリアであり、日本の夏ほど暑くなく、冬も雪が降らない程度の寒さにしかなりません。

NZというと羊牧場やスキー場、雪山の映像が印象的ですので寒い国と思われがちですが、それは南島(南半球ですので日本と逆、南極に近い南側が寒い)や山岳地帯のハナシであり北島最大都市であるオークランドは温暖な街です。


そんな位置関係ですので釣れる魚も非常に日本と似ている。
全体の魚種は日本より少ないですが、日本で狙う魚の多くがこの海でも釣れます。
ただし投げ釣り(または岸から)で狙える範囲となるとかなり魚種は少なくなります。

<投げ釣り対象魚>
真鯛
ヒラマサ
シマアジ
ボウボウ
マトウダイ
ウマヅラ
マアジ
マサバ
サヨリ
カレイ類
ウシノシタ類
カーワイ(NZ固有種)
などなど…

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最近はNZでも船からの真鯛狙いはルアーやタイラバが中心。

確か、真鯛とヒラマサの世界記録はNZだったように思います。
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あと、狙って面白いのが固有種である『カーワイ』。発音的にはハワイのカウアイ島のカウアイに近い。NZの先住民族マオリはハワイ諸島の人々と非常に近い人種ですので言葉もよく似ています。
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「カーワイは日本だとマルスズキだ」と記載してるサイトもありますが日本のスズキとはまったく異なる種で日本に同種はいません。

見た目でいえばサバとボラを足して2で割ったような魚で、非常に敏捷でタフなフィッシュイーターです。活餌でなくてもガンガン食ってくるのでルアーだけでなく投げ釣りの身エサでも何を付けてもよく釣れます。

引きは日本のスズキ以上。青物らしく、ヒラマサなどの強烈な引きと同等で、投げ釣りで50センチ以上がかかるとものすごいファイトを楽しめます。並みの仕掛けでは対抗できません。
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これで65センチ、投げで狙える最大級です。ドラグフリーだとバレやすいので尻手ロープか竿を固定しての真正面勝負が適しています。ただし、三脚のアーム部分をぶっ壊された経験もあり、それぐらい凄いファイターです。


サバなんかと同様に足が早い魚ですが、ちゃんと血抜きをした新鮮なものは非常に美味です。お造りやカルパッチョが適しています。カンパチよりは味が濃く、サバほど癖もなく、あっさりしたブリ?という感じでしょうか。
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なお、余禄ですが船からなら狙える魚は、上記の魚たちに加えて以下がいます。

メダイ
ノドクロ
キンメ
カンパチ
タカノハ
アラ(クエ)
イシナギ
メジナ
イスズミ
マグロ類
カサゴ類
ハタ類
などなど…

価値があるのは日本だと最高級のノドクロ。めちゃくちゃ獲れるようで魚屋でも安い。ただし魚屋のは鮮度は良くないので自分で釣れれば最高でしょう。
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それとアラでしょうね、日本から遠征して狙っても価値がある魚としては。とんでもないサイズが狙えます。


日本にいてNZにはいない魚としては…

シロギス
黒鯛
マゴチ
ヒラメ
キュウセン など

残念ながらこれらはNZの沿岸部にいません。狙い物には含まれません。

ちなみに、隣の大国、オーストラリアは逆にシロギス、マゴチ、黒鯛が投げ釣り3大ターゲットで、より日本に近い投げ釣りができます。
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それにしてもメーター越えのマゴチって…もはやワニですね…。

続く。



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2018年8月14日 (火)

ニュージーランド釣行記その3~南半球冬の投げ釣りは獲物が乏しい

小遠征するだけのまとまった時間が取れないので、時々、オークランド市郊外の近場で竿を出しています。

今回の狙いは投げ釣りではなく、アジ、マトウダイ、そしてアオリイカ。

アオリイカはエギをロストするとこっちでは高価だから困るので電気ウキの下に付けて流し釣りです。
アジはサビキで狙いつつ、小さいのが上がったらそれを活き餌にしてマトウダイ狙いです。

釣り荒れてる都会のポイントだと冬場はどうしても狙い物が少ない。それでも日没近くなるとそこそこの大物が寄ってきたりします。
先日も、季節外れといえば季節外れですがかなり大物のマトウダイが桟橋から釣れていました。

昼間の偵察時、海は穏やかで天気も絶好。きれいな潮目が出ています。
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船で出れば爆釣間違いなしですが、それではねえ。。。面白みがないし船代ももったいないし。

ということで夕方から釣り桟橋へ。
今日は知人の日本人母子に釣りを教える約束で。
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とりあえずサビキ仕掛けは持ってるので、冷凍イワシのおろし方とエサの付け方を伝授。
新月の大潮で良い潮回り、魚の活性は抜群で、子供にも良型のアジがどんどん釣れます。
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その内、子供用のコンパクトロッドがしなって大物の気配。
マダイです。
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30センチの法定サイズに少しだけ足りず。一番おいしいサイズですが写真を撮ってリリース。夏が旬ですが、今の季節(南半球なので真冬)でも潮回りが良いと岸からでも釣れます。

アジのサイズが大きいので活き餌は断念、晩メシのためにイカ狙いに専念します。

満潮の1時間前、陽が沈んだ19時ごろにようやくアタリ。1キロ近い良型でした。
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久々の新鮮なイカのお造り!最高でした。




<データ>
コンパクトロッド+2500番スピニングリール
道糸PE1号、ハリスフロロ5号前後、針ささめサーフ真鯛M、L サビキ仕掛け等
晴れ、北東風、冷凍イワシ切り身、エギ等


最低でもこのサイズあげないと

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